こんにちは!ホイール父さんです!!
段々と気温が下がってきましたね!
もう2か月もすると、いよいよ冬本番の到来です。
皆さん、スタッドレスタイヤの準備はばっちりですか??
今回は、一番多く質問をいただく
「スタッドレスタイヤの選び方」について解説します!
カーショップの店員さんが教えてくれない、
業界人ならではの選び方をご紹介します。
この記事を読めば、
もうスタッドレスタイヤの銘柄選びに迷うことはなくなりますよ~!
スタッドレスタイヤの選び方
結論から先に言いますが、
スタッドレスタイヤは走行距離に応じて、
次の通り選ぶだけでOKです!
①年間走行距離の少ない人(概ね9,000km以下)
オススメタイヤ:ブリヂストンBLIZZAK VRX2
②年間走行距離の多い人(概ね9,000km以上)
オススメタイヤ:ダンロップ WINTER MAXX 02
③なんでも良いから一番性能の良いタイヤが良い人
オススメタイヤ:ブリヂストンBLIZZAK VRX3
これだけです!!笑
本当にそんな選び方でいいの?と思うかもしれませんが、
元ホイールメーカー社員の私が自信をもってオススメします。
その理由を順番に解説していきます!
スタッドレスタイヤの種類
現在、日本ではさまざまな種類の
スタッドレスタイヤが販売されています。
乗用車用のタイヤだけでも、
ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマ、トーヨーの
4大メーカーからそれぞれ3~4種類のタイヤが発売されているだけでなく、
SUV専用やミニバン専用タイヤもあります。
さらに、オートバックスやイエローハットといったカー用品店でも、
プライベートブランドとしてスタッドレスタイヤを販売しています。
くわえて最近では、
海外製タイヤやオールシーズンタイヤなど、
本当にいろいろなタイヤがあります。
「いろいろ種類がありすぎて、
どのタイヤを買ったら良いのかわからない!」
という人は多いのではないでしょうか?
結局、よくわからないまま、
一番安いタイヤを買ったり、
店員さんに勧められるままに買ったりしている方が
ほとんどだと思います。
ですが、スタッドレスタイヤには
それぞれの商品によって特徴があり、
自分の乗り方に合ったタイヤを使用しないと、
せっかくのタイヤの性能を活かしきれません。
それでは、どうすればタイヤの性能を活かすことができるのでしょうか?
タイヤの性能は関係ない
”性能を活かす”と言いましたが、
スタッドレスタイヤの細かい性能の違いは、
あまり気にしなくて良いです。
なぜかというと、
タイヤの性能よりも、運転の仕方のほうが重要
だからです。
冬道の運転でよく言われる、”急”の付く動作
急ハンドル
急発進
急ブレーキ
これらに気をつけてちゃんと丁寧に運転しさえすれば、
どのメーカーのタイヤであっても、
”全く効かない!”ということはありません。
逆に、どんなに性能の良いスタッドレスタイヤを履いていても、
”急”の付く運転をしてしまえば、必ず滑ります。
これはどのタイヤメーカーさんも実際に言っています。
ですので、まずは運転の仕方に気を付けましょう!
しかし、それを守って、
どんなに丁寧な運転を心掛けていても、
スタッドレスタイヤが効かなくなる場合が2つあります。
①タイヤが硬くなってしまった場合
②タイヤの溝が減ってしまった場合
この2つです。
つまり、スタッドレスタイヤの性能をしっかり発揮するためには、
この2つを防ぐ必要があるということです。
そして、スタッドレスタイヤを選ぶ際には、
これらを防げるタイヤ、つまり
①ゴムが硬くなりにくいタイヤ
②溝が減りにくいタイヤ
これを選べばよいということになります。
これが、タイヤの性能は関係ないと言った理由です。
スタッドレスタイヤは、”いかに効くか”で選ぶのではなく、
”いかにダメにならないか”
で選ぶのが正解なのです。
タイヤが使えなくなる理由とおすすめのタイヤ
① タイヤが硬くなってしまう理由
スタッドレスタイヤが硬くなってしまう主な原因は、
経年による油分抜けです。
スタッドレスタイヤは、タイヤが氷の面に密着することで、
効き目を発揮します。
より密着度を高めるためには、
タイヤを柔らかくする必要があります。
そこで、タイヤを柔らかくするために、
製造段階で特殊なオイルをゴムに混ぜ込んでいます。
このオイルが、時間の経過とともに抜けてしまうため、
タイヤが硬くなってしまうのです。
①‐2. ゴムが硬くなりにくいスタッドレスタイヤ
ゴムの油分が抜けてしまうこと自体は、
防ぎようがありません。
直射日光を避ける、涼しいところに保管する、
専用の保管袋を使用するなどの対策はありますが、
全く油が抜けないということではありません。
しかし、ゴムが硬くなりにくいスタッドレスタイヤは存在します。
ブリヂストンのスタッドレスタイヤ
BLIZZAK VRX2(ブリザック ブイアールエックスツー)
です。ブリザックシリーズは、
他メーカーのタイヤに比べ、ゴムが硬くなりにくいです。
その理由は、タイヤの構造にあります。
ブリヂストンのスタッドレスタイヤ”ブリザック”シリーズは、
発泡ゴムというゴムを採用しています。
これは、簡単に言うと
ゴムにスポンジのような小さい穴が無数に空いており、
その穴に水分が入り込むことで、
氷と密着できるようにするものです。
そしてこの無数の穴が空いているおかげで、
オイルが抜けても、柔らかさを保てるのです。
② タイヤの溝が減ってしまう理由
次に、スタッドレスタイヤの溝が減ってしまう理由についてです。
これは言うまでもないことですが、
タイヤは、走ればすり減ります。
スタッドレスタイヤといっても、
雪や氷の上ばかり走るワケではありませんよね。
むしろ、一部地域の方を除けば、
乾燥路面を走ることの方が圧倒的に多いと思います。
特に最近は暖冬が続いていますので、
よりタイヤが減りやすくなっています。
②-2. 溝が減りにくいスタッドレスタイヤ
溝が減りにくいスタッドレスタイヤとしては、
オススメはダンロップの
WINTER MAXX 02(ウィンターマックスゼロツー)
です。
ダンロップのスタッドレスタイヤは、
溝が減りにくい”ロングライフ”が特徴となっており、
長い距離を走っても、他メーカーのタイヤより減りにくいのです。
※ちなみに新商品のWINTER MAXX 03を敢えてオススメしていない理由は
”長持ち”という点ではあまりWINTER MAXX 02と変わらないからです。
結論:スタッドレスタイヤは走行距離で選ぶ
ここまで、スタッドレスタイヤがダメになる理由2つと
それに対応するタイヤをご紹介しました。
それでは、
①ゴムが硬くなりにくいタイヤ
②溝が減りにくいタイヤ
どっちを選べばよいのでしょうか?
答えは、”走行距離で選ぶ“です。
年間走行距離が少ない場合は、
溝が減る前にタイヤが硬くなってしまいます。
逆に、年間走行距離が多い場合は、
タイヤが柔らかいうちにすり減ってしまいます。
したがって、ご自身の走行距離に応じて選ぶのがおすすめです!
おおまかな目安ですが、
年間走行距離が9,000kmより多いか少ないかで
選ぶと良いと思います。
※ちなみに、硬くなりにくく、溝も減りにくい、
パーフェクトなタイヤが欲しい!という方は、
ブリヂストン BLIZZAK VRX3 を買いましょう。
世界中で、今現在、これより性能の良いタイヤはありません!!
まとめ
最後にまとめます。
- スタッドレスタイヤは、性能の良さではなくダメになりにくいものを選ぶ
- 年間走行距離が9,000km以下の人は、ブリヂストンBLIZZAK VRX2
- 年間走行距離が9,000km以上の人は、ダンロップWINTER MAXX 02
- すべてを兼ね備えたパーフェクトなタイヤがいい人は、ブリヂストンBLIZZAK VRX3
いかがでしたでしょうか?
スタッドレスタイヤの購入は、決して安い買い物ではありません。
せっかく買うのですから、なるべく長く使えて、
自分に合ったタイヤを選びたいですよね!
自分の車のタイヤサイズを知りたい方は、
車種別マッチングのページをご覧くださいね~!
それでは!
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